新築設計実例（2024年完成）
2024-12月完成 軽井沢 T-HOUSE
～成熟の住空間 セカンドライフを満喫する大人のひとり暮らし～
紳士でお洒落なお施主様の家づくりをお手伝いさせていただきました。
信州の厳しい冬でも暖かく、年間を通じて家中の温度差がなく、体に優しい住まいです。
安心して人生の集大成を過ごせる空間となっています。
今回の建設地は土地に制約が多く、建物が細長い形状にならざるを得ない条件でした。
その中で、いかに豊かな1LDKを実現するかが最大の課題でした。
お施主様は具体的なご要望をお持ちというより、ある程度お任せくださったので、
ヒアリングした理想の暮らし方に沿って、プランや仕様を私からご提案しました。
お施主様は大きな窓から自然を眺めることよりも、家の中での仕事や趣味の音楽など、
室内活動を快適に行えることを重視されていたため、窓は少なめに設計しています。
ただし、リビングや階段にはハイサイドライト（高窓）を設け、プライバシーを守りつつも明るさを確保しました。
また、２階建物中央に設けたバルコニーには屋根があるので
天候や周囲の目を気にせずに外を楽しめる「中間領域」として使えます。
デザイン面では「シンプルだけどカッコイイ」をテーマにコーディネートしました。
インテリアは落ち着いた木の色と白を基調に、照明や小物でブラックをアクセントとして加えています。
キッチンには遊び心を取り入れ、情熱的な赤を差し色に選びました。
外観は青みがかった黒を基調に、木のブラウンでアクセントをつけ、洗練されたイメージにまとめました。
室内には日々の暮らしをスムーズにする工夫を散りばめています。
キッチンには、お持ちの家電が全て収まるカップボードを採用しました。
また、困りがちなゴミ箱置場も、使いやすいカップボードの足元にしっかり確保しています。
ダイニング横には、LDKで使うアイテムやストック品、
インターネットのモデムなどを収納できる大容量の棚を設置しました。
モノの定位置を決め、家が散らからない仕組みを設計段階から計画することが大切です。
洗面台は「洗顔」「帰宅後」「トイレ後」「歯磨き」など、あらゆるシーンで使いやすいように廊下に設けました。
洗面台の横にはタオルや洗面用具をすっきり収納できる棚も造作しています。
洗濯物は外に干さないお施主様でしたので、
脱衣室には洗濯機の隣にランドリーバーを設置しました。
またユニットバス内にも乾燥機能が付いていて、洗濯動線がスムーズです。
お会いするといつもお洒落なお施主様。
そんなお施主様に喜んでいただけるよう、
洋服をたっぷり収納できるウォークインクローゼットには2段のハンガーパイプを設けました。
また、小物を掛けやすい有孔ボードを取り入れることで、
ニット帽やキャップなどファッション小物もすっきりと収納できます。
さらに、2階寝室の隣にはトイレを設置。
寝室とトイレが近いプランを望まれるかたは多く、
1階と2階のそれぞれにトイレを備えています。
体に優しく快適な住空間で、セカンドライフを存分に楽しんでいただければと思います。
2024-6月完成 軽井沢 T-HOUSE
～愛猫と楽しく過ごす サウナ付きの別荘～
ご夫婦と2匹のネコちゃんが家族や仲間とくつろぎの時間を楽しむための別荘です。
大切にしたのは、ヒトはもちろんネコちゃんも、のびのび快適に安全に過ごせること。
一方、ネコちゃんが入らない『ヒト専用エリア』であるサニタリーは、落ち着いたイメージで使いやすい動線にこだわり
まるでホテルのような上質な時間を過ごせる空間にすること。
e-cubeの家づくりではLDKと玄関の間には扉を付けないことが多いですが、
今回はネコちゃんが外に出て行ってしまわないようガラスドアを設けました。
みんなが集まるLDKは、明るく清潔感のあるホワイトを基調に北欧風のイメージでコーディネートしています。
ネコちゃんとヒトとの共有エリアであるLDKと主寝室・２階寝室は壁に耐久性の高いクロスを使用、
部屋間にはネコちゃんが自由に行き来できるようにペットドアを付けました。
トイレの目隠しは一工夫し、キャットタワー（猫用階段）にしました。
このタワーを上った先の梁には幅150の天板を取り付けて、歩きやすいキャットウォークに。
さらに上部のFIX窓には広めの窓台を付け、ネコちゃんが安全に乗れるようにしました。
高い所から下を眺めるのが好きなネコちゃんたちのお気に入りの場所になると嬉しいです。
そして『ヒト専用エリア』のサニタリーは、LDKとはイメージを変えて
ダークトーンで大人っぽく落ち着いた空間にまとめました。
洗面台は２ボウル使いと鏡の間接照明でホテルのような演出にし、使い勝手の良さも重視しました。
脱衣所にはランドリーバーと棚を設けているので洗濯動線がコンパクトに。
T様邸には本格的なサウナも設けていますが、サウナからすぐ北側デッキの水風呂へ行ける動線もこだわってプランニングしました。
この北側デッキはキッチンからも出入りできるため、サウナ後のクールダウンに冷たいドリンクを取りに行くのも楽ですし、
外で朝食をとるにも気軽に楽しめます。
まわりは軽井沢の木々に囲まれているので視線も気にならず、プライベートデッキとして贅沢な時間を過ごしていただけます。
プライベートな北側デッキと対照的に、南側にはLDと繋がる大人数でのBBQなど楽しみやすいデッキを設けました。
こちらは家族や仲間で集まった時にワイワイ楽しんで使えます。
お引き渡し後、お施主様から「想像していた以上です！」と喜びの声をいただくことができ感無量です。
T様、ありがとうございました！
ご夫婦とネコちゃんだけのゆったり静かなひとときも、大人数が集まって賑やかに楽しむときも、
それぞれのシーンで軽井沢ならではの過ごし方を味わってくださいね。
ウォークインクローゼット内に使ったクロスは、
娘さんが動物病院でみかけ以前から気になっていたクロスに
遠目からは分かりづらいですが、実はネコちゃん柄！
普段見えないところに遊び心を加えました♪
オリジナルのダイニングテーブル
こちらはモンキーポットという樹種で、2.5mの大型サイズ
８人でゆったり食卓を囲めます
寝室には栗のカウンターを設置
脚には桜の枝を使用、ユニークです！
外には豊かな自然、
室内では無垢の木を使用し、見た目も触感も楽しめ
軽井沢を味わい尽くします。
2024-4月完成 軽井沢 N-HOUSE
～『中間領域』のある日々の暮らしを楽しむ平屋の家～
「楽しめる平屋の家」がテーマの、ご夫婦２人の永住のための住み替えです。
お施主様のN様ご夫婦との出会いはとても印象的でした。
お打合せに、「このような中間領域のある家にしたい」とお持ちいただいた画像が
以前e-cubeで設計させていただいた別荘（2015年軽井沢M-HOUSE）の写真だったのです。
そのことをN様ご夫婦は知らず偶然のことだったのですが、とても驚き嬉しく、ご縁を感じた始まりでした。
こだわりは大きく２つ。
１つめは、中と外を繋ぐ『中間領域』としてのデッキをつくること。
屋根をしっかり付けて様々な過ごし方が出来るようにし、
材料も無垢材を使用するなど本物にこだわって造りました。
特に軒天は隣接したリビングとあわせて杉板貼りとし繋がりを持たせています。
デッキとリビングの出入口はガラスのテラスドア、その横にも大きなFIX窓を設けることで、
それぞれが一体の場所と感じられるようなプランになっています。
２つめは、鉄板付きのダイニングテーブルをつくること。
料理を作りながら、食べながらのコミュニケーションをより楽しめるよう、ご主人の強いご要望でした。
天板と鉄板の部分で段差が出ないようにし、水や油汚れにも強いデコリエで仕上げました。
下部にはリビングのアクセントと同じ石貼りを施しました。
鉄板を使用しなくても、ダイニングテーブルとして違和感なく使えます。
普段離れて暮らしているお子さん達や、ご夫婦のお仲間が集まった時、この鉄板テーブルを囲むとさらに話が弾みそうです。
各箇所の収納も奥様と一緒に考え、
お引き渡しの１か月後に伺った際、各所にモノがすっきり収まっていました。
「暮らしやすいです！」と言っていただき嬉しかったです。
ご夫婦のこだわりとアイデアがつまったお住まいが、お二人の暮らしをさらに楽しくしてくれますように。
ダイニングのもう一つのこだわりポイント。お酒棚です。
照明を仕込み、ディスプレイできるようにしました。
ご夫婦それぞれの寝室は、それぞれのお好きなテイストでコーディネート。
小上がり和室。
普段はリビングと一体的に使えますが、来客時には天井埋込のハニカムスクリーンを下すことで空間を仕切れます。
個室のゲストルームとして、気兼ねせず泊まってもらえます。
押入はマットレスを立てて収納できる高さで設計、便利です。
